1月1日◆◆歳旦祭◆◆   羽黒山・三神合祭殿

5月8日◆◆祈年祭 御田植祭り◆◆  羽黒山・三神合祭殿

   祈年祭はとしごいのまつりで、「とし」とは穀物、特に稲を意味する言葉で、春の農作業を前に、その年の五穀豊穣を祈る祭りです。

  田舞は1877(明治10)年、奈良の春日大社の伶人富田夫妻より伝授されたものである。

神職が神前を田に見立て、鎌行事・鍬行事・柄振行事・種蒔行事と田植え前の一連の演技を行います。

  神職と巫女によって舞うもので、「若種」「粟蒔曲」「白玉曲」「福万石」と稲や粟の種が成長し、風雨の難に合わずに育ち、収穫された籾が日本国中へ分け与えられることを表現しています。

6月1日◆◆湯殿山神社本宮開山祭◆◆  湯殿山神社本宮

   三山の奥の院である湯殿山は豪雪のため冬季間閉され、参拝は例年429日頃から113日頃までで、61日開山祭が行われます。

    2005(平成17)年に開山1400年を迎え、本宮境内に「御神湯の足湯」を又仙人沢の参籠所内に「丹生鉱泉御神湯風呂」が設置されています。

7月1日◆◆月山神社本宮開山祭◆◆   月山神社本宮

三山の主峰月山は紅葉が始まる915日から本格的な夏山を迎える71日まで閉山されます。開山祭は登拝者の安全と祖霊の鎮魂を祈願するもので、この頃から高山植物は一斉に咲き乱れ短い夏を謳歌します。

7月15日◆◆例大祭(花祭り)◆◆  羽黒山・三神具祭殿

   稲の開花期にあたり、五穀豊穣、家内安全など災厄のないことを祈願する祭です。三山の神輿が御手洗池(鏡池)の周りを練り歩き、稲の花に見立てた造花をつけた梵天が神輿の行列に加わります。花を手にした者は神の恩恵が厚く、他に勝る良き実りが与えられるといわれているため、境内を埋め尽くした参拝客たちがこの花を奪い合い、祭りは最高潮に達します。

8月13日◆◆月山神社本宮柴燈祭◆◆  月山神社本宮

8月14日◆◆月山神社本宮祭◆◆   月山神社本宮

8月15日◆◆湯殿山神社本宮祭◆◆  湯殿山神社本宮

8月26日~9月1日◆◆秋の峰入り◆◆

  出羽三山は、593(推古元)年に第32代崇峻天皇の御子であられる蜂子皇子によって開かれました。三山が開かれるまでの皇子の難行・苦行を今に伝えるのが羽黒派古修験度道であり、その最大の修行が秋の峰入です。

8月31日◆◆蜂子神社祭 八朔祭◆◆  羽黒山・蜂子神社
9月1日◆◆田面祭◆◆  羽黒山・三神合祭殿

  八朔祭とは旧暦81日のことで、この時期は稲の結実期で、まさに成熟しようとする田面の災害の無いように祈る祭りです。 831日午後10時、蜂子神社で例祭が行われている中、秋峰の修行者達が蜂子皇子に修行の報告を行った後、社前の護摩壇に積まれた柴燈木に火を放ちます。これは柴燈護摩の火をもって御霊を祭るもので、火を介して諸神来臨を仰ぐものです。引き続き、三神合祭殿に移り午前0時田面祭を行います。この時期は稲の結実期であるため、台風による災害に合わないよう祈願するものです。

9月6日~9月10日◆◆神子修行◆◆

  1993(平成5)年出羽三山御開山1400年を期に、女性にも修行の道を開くこととして創設されたもので、出羽三山神社の重要な行事の一つです。34日の羽黒山中の吹越籠堂を道場に、禊・勤行・山駈けと修行は厳修される。

10月15日◆◆三山神社崇敬講社大祭◆◆  羽黒山・三神合祭殿

10月24日◆◆天宥社祭◆◆  羽黒山・天宥社

11月23日◆◆新嘗祭(ニイナメサイ)◆◆  羽黒山・三神合祭殿

12月31日◆◆松例祭(ショウレイサイ)◆◆  羽黒山・三神合祭殿

毎年大晦日から、明くる元旦にかけて夜を徹して行われることから別名歳夜祭ともいわれ、羽黒修験の四季の峰のひとつ「冬の峰」の満願の祭事です。
門前町手向地区より「位上」と「先途」と称する松聖2名が選ばれ、924日より百日修行に励みます。この間、祭壇を設え、興屋聖に納められた五穀に稲霊の憑依を祈るとともに、五穀豊穣、天下泰平を祈願します。
12月30日は地元の松聖を中心に、悪魔に擬した「ツツガムシ」をかたどった2体の大松明を作る「大松明まるき」があります。開祖の蜂子皇子がツツガムシの被害に苦しむ里人の惨状を見かね、火を放ってこれを退治したという故事にちなんだものです。

この他、験競べ、国分神事、火の灯替えなど、さまざまな神事を行い、新年を迎えます。羽黒町手向の家々に飾ってある太い綱は、このまつりに使われたもので、災いを払い、福を招くと伝えられる縁起物です。

 

 

 

 

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参考文献:出羽三山神社HP http://www.dewasanzan.jp


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