2017.4/18-19
「出羽庄内の桜と食を巡る旅」ツアーレポート


毎年、桜の開花時期が気になるツアーですが、今回はほぼ満開の桜に恵まれ、食を含めて楽しむことができました。ただ、2日目は午後から暴風雨に見舞われるアクシデントもあり、予定を一部切り上げ、早めに帰路に就くことになりました。

<1日目>

最初に訪れたのは「松ケ岡開墾場」。旧庄内藩士約3000人が刀を鍬にかえ開墾したといわれる歴史があり、養蚕からはじめ絹織物産業を興したことから、「サムライゆかりのシルク」の地として、4月28日に日本遺産に認定された地でもあります。大きな蚕室が残る松ケ岡開墾場の桜並木をゆっくり散策しました。

続いて訪れたのは「馬渡(まわたり)の桜」。ここは知る人ぞ知る桜の名所。赤川沿いに流れる小川の土手に、満開の桜が見事に咲き誇っていました。

鶴岡市中心部に入り、鶴岡城址公園内にある「藤沢周平記念館」で、没後20年の特別企画展を見学した後、公園内を散策。こちらも満開でした。

その後、今回の特別企画「菅家(すげけ)庭園」に向かいました。菅家邸宅は、西郷隆盛との深い親交の功績により、菅実秀が酒井家より拝領した邸宅。その遠州流庭園は見事で、枝垂れ桜が満開の庭内をご当主の菅秀二様よりご案内いただきました。

その後、庭を望む居間で、ご当主より西郷隆盛とのご縁を丁寧に解説いただき、皆さん「とても理解が深まった」と大感激していました。左の掛け軸↓↓は西郷隆盛が贈った直筆の書です。

西郷が菅実秀に宛てた宛名入書を解説するご当主



夕食はお待ちかね、奥田政行シェフの店「アル・ケッチァーノ」でフルコース。以前、Cradleの表紙を飾った「鯛のほっぺたとキャビアソース」はじめ、庄内の食材を活かしたおいしい料理を堪能しました。ワインもだいぶ・・・♪

鮎と茄子の天火焼き



宿泊は、「奥湯野浜温泉 龍の湯」にお泊りいただきました。

<2日目>

庄内の食材がたっぷりのおいしい朝食バイキングをとり、「龍の湯」を後にして、酒田市松山へ向かいました。
開山630年の「洞瓏山 總光寺」では、参道のみごとなキノコスギが出迎えてくれます。国指定名勝庭園「蓬莱園」の満開の桜を眺めながら、緋毛氈の上で抹茶と茶菓子をいただきました。茶菓子はキノコスギをイメージしたオリジナル。園内も散策しながら1時間ほどゆったりとした時を楽しみました。お客さまからは「こうしたゆったりとした旅が一番ね」との声をいただきました。

木魚を叩かせてもらいました


続いて、荘内藩の支藩である松山藩の松山城大手門の桜も愛でました。
この後、庄内平野を一望できる「眺海の森 さんさん」でランチをとっていると天候が急激に悪化。。。暴風雨となったため、皆さんの希望を伺い、予定を切り上げ帰路に就くこととなりました。最後が残念ではありましたが、出羽庄内の桜と食を巡る旅を楽しんでいただきました。

旅行業登録
山形県知事登録旅行業 地域-268号
(社)全国旅行業協会正会員
国内旅行業務取扱管理者 小林好雄

「地旅」全国の旅
庄内観光物産館 ふるさと本舗


Cradle[クレードル]出羽庄内地域デザイン

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